聖書は、3つの言語で書かれた66冊からなる本であることが、こ
れまでの私なりの調査でわかりました。
しかし疑問もわいてきました。それは、
① なぜ三つの言語、しかもヘブライ語・アラム語・ギリシャ語で書かれたのか・・・。
② また、だれが書いたのか・・・。
③ いつ(何年ぐらい前)書かれたのか・・・。
です。
まず関連しあっている ①と③ の2点を調査しました。
聖書の言語について考える上で最初に抑えておきたいのは、聖
書を書いたのは「どこの国の人か」という点です。答えはユダヤ人
です。それは聖書に書かれていました。
ローマ 3:1,2・・・要約すると、“聖書の神は、神聖な宣言をユダヤ
人に託された”ということです。もう少し言い方を代えると、“聖書
の神はユダヤ人に聖書を書かせた”ということでしょう。
この点を踏まえたうえで、上の①と③を考えます。
①③-1 聖書・・・ヘブライ語とアラム語で書かれた理由
書かれた時代:
聖書の辞書を調べてみると、ヘブライ語とアラム語の部分は、西
暦前(BC)1513年~西暦前(BC)443年ごろに書かれたとありま
した。
当時のユダヤ人は母語としてヘブライ語、近縁のアラム語を使っ
ていたため、ヘブライ語とアラム語で書かれたようです。
①③-2 聖書・・・ギリシャ語で書かれた理由
書かれた時代:
聖書の辞書を調べてみると、ギリシャ語の部分は、西暦(AD)41年から西暦(AD)96年ごろに書かれたとありました。
当時、コイネーと呼ばれる国際ギリシャ語が、国際語として用いら
れていました。一方当時のユダヤ人は各地に散らばっていまし
た。これは西暦前6~7世紀のバビロン捕囚が大きく関係してい
るようです。捕囚が終わった後も多くのユダヤ人はパレスチナに
は戻りませんでした。結果としてユダヤ人の多くはヘブライ語を理
解できなくなり国際ギリシャ語を使うようになりました。
それで、聖書の一部はギリシャ語で書かれたようです。
書かれた時代背景を調べると、なぜ聖書がこの三つの言語で書
かれたのかが理解できました。
また聖書は、西暦前1513年ごろから西暦96年ごろまでのおよそ
1600年をかけて書かれた本だという事も分かりました。すごい本
ですね。当然1人では書けないですよね。
次回は疑問点の②、聖書はだれが書いたのか・・・この点を調査
したいと思います。
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